ワンポイント

①「低温やけどに注意」

暖房器具が欠かせない季節になりました。そこで気をつけたいのが暖房器具による)「低温やけど」です。特に最近湯たんぽを使う人が増え、それに伴う事故が多くなっています。
 「低温やけど」とは、低い温度の暖房器具などに長時間接触することによっておこる熱傷です。
例えば、ぽかぽかとして暖かいと感じる暖房器具(湯たんぽ、ホットカーペット、使い捨てカイロなど)でも、直接皮膚にあて続けると44℃の物で約6~10時間で低温やけどを起します。

温度が高くなるとさらにその時間は短くなり、46℃のものでは1~2時間程で低温やけどになるといわれています。
 低温やけどは、低い温度でゆっくりと進行するため感じにくく、特に睡眠中などは気がついた時は重症化しているケースが多く見られます。
 低温やけどを防山Lするには、「暖房器具はつけっぱなしにしない」ことが鉄則です。湯たんぽを布団に入れたまま寝ない、使い捨てカイロを一か所に貼ったままに
しないなど、熱源に長時間触れないように気をつけることが大切です。
 暖房器具の使用法を正しく守って、快適に冬を過ごしましょう。

②「冬の食中毒」
 食中毒は夏場だけでなく、冬場にも起きます。夏場の食中毒の多くは細菌によるものですが、冬場の食中毒はウィルスによるものが多くなり、その大半がノロウィルスが原因で引き起こされています。
 「ノロウィルス」
・時期はH月から3月にかけて急増すると言われています。
・原因食材としてはカキが多いが、最近は原因不明やカキ以外の食品か らの感染が多くなっていと言われています。
・感染力は強いが、熱に弱く、十分な加熱で死滅するウィルスであると言われています。
・潜伏期間は24時間から48時間と言われています。
 「主症状は」嘔吐、腹痛、下痢(水様性)発熱(38度以下)で発病当初に激しい症状を起こす。

 多くの場合1日から2日で回復するが、1週間程度は、使中にウィルスが排泄されるので、症状が治まっても注意が必要であると言われています。
 下痢や風邪に似た症状があった時は、調理に従事しないなどの予防が必要です。