小安 勤 深川消防団長就任のご挨拶

小安深川消防団長

  平成二十六年四月一日付けで深川消防団長に就任しました。
山崎孝明江東区長より深川消防団長の拝命を受けました。大変身の引き締まる思いと重責を感じております。また形屋前団長から事務引継ぎも無事終了し、深川消防署会議室に於いて、消防署全職員の方々と初顔合わせの挨拶をさせて頂き、改めて、身の引き締まる思いと重責を感じました。
 四月四日は団長就任後、初めての深川消防団幹部会議において二十六年度の団本部、及び各分団への辞令交付式を行い、深川消防団幹部の皆様に就任のご挨拶をし、会議の議事進行を努めたのが団長としての初仕事でした。
 形屋前団長の、消防団に対する熱意と指導力に、いつも感銘しておりました。そして永きにわたり、地域防災にご貢献されましたことは、私達消防団の鑑でございます。今後とも、深川消防団員と消防署職員の皆様、関係団体の皆様のお力添えを賜りながら、より良い消防団づくりに頑張ってまいりますので、ご理解ご協力の程をお願いを致します。また、形屋前団長におかれましては、地域への更なるご貢献をご期待致しております。 
さて、4月30日に、東京都消防協会団長会(東京都特別区58消防団)がおこなわれ、話題となったのが昨年12月に定められた「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」でした。阪神淡路大震災や東日本大震災に甚大な被害と一生懸命活動された消防団、消防職員の万々が多く亡くなられています。また台風、集中豪雨などの自然災害等、近年常識では考えられない災害が起こっています。そのような時に、一人一人の生命を守るためにどうするか、そのやり方を明らかにし、実行していくというのが、この法律制定の日的です。災害発生直後は、地域の消防、地元の消防団が中心になって活動を行います。そのために東日本大震災の教訓を活かし、装備の充実、団員の十分な確保、地城防災力の充実強化を図る為に、国、地方公共団体が債務等を義務付け、地域防災力の強化に関する計画の策定等の基本となる事項を定め、住民の積極的な参加の下に、消防団を中核とした地域防災力の充実強化を図り、住民の安全確保に資することを目的とするとあります。この法律の制定により、国、地方公共団体より処遇改善、支援協力が今まで以上に充実が図られると共に地域の消防団として更なる災害活動能力の向上に一層の努力をしていかなくてはならないと考えます。今後、前団長から引継ぎ、新しい体制で始まりますが、先の法整備を鑑み、私達消防団員は、「自分たちの街は自分たちで守る」という郷土愛の精神と地域の防災リーダーとしての見識、気迫をもって取り組んでまいります。 
 地域の消防団として、防火防災、震災に対して更なる消防署隊と連携した実践的な教育訓練、災害活動能力の向上に努めてまいります。また地域と協力体制を図り、より良い防災行動力を高め、消防団としての指導の推進に努めてまいります。消防団の拠点となります、各分団活動施設の整備に引き続き取り組んでまいります。全国的に消防団員の減少傾向にある中で、継続的、効果的な入団促進を推進してまいります。この度、深川消防団では、はじめての女性の分団長が誕生しました。これを機にもっと女性に参加しやすい体制づくりと女性の特性を活かした活動体制の確立を図ってまいりたいと考えております。以上のように消防団に課せられた使命と消防団員の指導育成に取り組んでまいります。 
今後共、皆様方のご理解とご支援を賜りますよう宜しくお願いを申し上げ、就任の挨拶といたします。

新全団長歓送迎会
5月8日に行われた歓送迎会の写真